蛙田猫田ブログ

30代主婦。何も気にせず書ける人になりたい。

生徒に妊娠してる事を伝えた日

蛙田猫田(かえるたねこた)です。

 

切迫早産で2週間の自宅安静を乗り越えて、久しぶりに出勤。

といっても、まだまだお腹の中の赤ちゃんが心配で、いきなり通常モードで仕事とはいかず。

 

習字教室の先生といっても、子供を相手にするので、やはりそれなりにエネルギーは必要。元気いっぱいの子供たちと明るく、時には厳しく授業をする。

限られた短い時間でギュッと集中して、良い作品を書いてもらう事は簡単なことではない。

その上、今月は床での書き初め。いつもより大きな半紙での作品制作なので、普段以上に体力勝負!

 

そんな時に、、、私はお腹が張りやすいので、椅子に座ったまま口でアドバイスをすることが精一杯な状況。

始まりの挨拶の時に、「先生のお腹の中に赤ちゃんがいるので、座ったまま授業するね。ごめんね、ご協力お願いします。」と子供たちに告げた。

すると、みんなの顔がパーっと明るくなり、驚いた様子で「先生妊娠してたのー?!」「先生結婚してたんだー!!」「生まれたら教えてね!」と予想以上の盛り上がりに。

 

生徒の中には、

「今7ヶ月なら、あと3ヶ月だね!」

「妊娠中は赤ちゃんにカルシウムが取られるから、歯がボロボロになりやすいんだよー。」

と教えてくれる子までいて、笑ってしまった。妊婦さんについてとても詳しい!

 

「先生座ってていいよ!そんなに無理しないで!」

と言ってくれたのは、いつもはやんちゃな小4の男の子。ありがとう。なんて優しいんだ。

 

みんなしっかりと自分のことは自分でやってくれ、作品制作もすごく意欲的。びっくりするほど立派な字を書いてくれ、とっても嬉しかった。

 

いつも通りに体が動かない状態で、ちゃんと授業になるかなぁーと少し不安だったので、ホッ。

 

ちょっと無理しちゃったけど出勤してホントに良かったぁ〜。

産前の休みに入る前に、ちゃんと自分の口から生徒に伝えられて良かった。

しばしのお別れの前にみんなの作品に立ち会えて良かったぁ。ありがとう。

心からそう思えた。

 

そして沢山サポートしてくれる他の先生方に本当に感謝の気持ちでいっぱい。

同時にやっぱり、周りに負担をかけてしまって本当に申し訳ない、という気持ちも心の中で溢れてくる。

 

出産する前から色んな想いを抱かせてくれる我が子よ。

妊娠中の嬉しかったこと、

辛かったこと、

不安や心配でいっぱいなこと、

周りへの感謝、

生まれてきた後もこの沢山の気持ち忘れないでいたい。