３０代、友達関係に終止符をうってみようと思う

先週末、友人の結婚式に出席し、地元の仲間と明け方まで飲み続けました。

蛙田猫田（かえるたねこた）です。

「ありのまま」「自分に素直になる」「本当の気持ち」が分からない。

 私は今この問題に悩まされている。本やネットや音楽で溢れるほど使われてるこれらの言葉。そんなこと言われても・・・私にはそれがよく分からないんだよ、と思う時が多々あるのだ。

友人からのお誘いに、行きたいのか行きたくないのか。

余計なことを考えずに、好きにしたらいいであろう上記のことですら、私は自分の気持ちが分からず迷ってしまう。どうしてこんな事になってしまったのだろう。

そもそも大人に友達は必要？

みんなどんな時に友達と会うのか。友達と会って何をして、何を話して、どんな気持ちになるのか。何が楽しくて、何がめんどくさくて、相手の自由な行動にどこまで耐えればいいのか。ビジネスや趣味、家族環境によって大人の人間関係は広くも狭くもなる。どんどん関わる人間関係を広げる人もいれば、ほぼ身内だけになる人もいる。どちらが良いということではない。友達の役割って何なんだろう。

ふっとよぎった考え・・・

本当に困ってることは専門家に聞くので、友人に相談する必要はない。出産やマイホームといったライフイベントの報告も私にはない。子なし専業主婦なので女同士の子育ての話や、仕事の話で盛り上がれない。共通の趣味もない。もう３０代、わざわざ他人の幸せを見せられに会いに行くなんて私もお人好しだなぁ、と思ったりする。

今も交友関係の続いている友人。

ほとんどは私が二十歳までに出会った人達だ。小・中学生時代の地元の友達や、高校の部活の友達、ほかに初めて勤めた会社の元同僚で構成されている。みんな１０年〜２０年の付き合い。つまり私の交友関係には必ず「過去の私」がつきまとっている状態。飲み会やBBQなどグループでの集まりには欠かさず出席してきた。みんな大切な存在なはずなのに、最近自分は何が楽しくて参加しているのか、帰ってからの疲労感は一体何なのかよく分からない。ただ何も考えず当たり前のように参加して顔を合わせている。もしかして「まだ私には友達がいる」と思いたいがために参加しているのか。

もちろん、昔からの仲間に変な気を使う必要も無いし、居心地が悪いことも無い。だから縁を切るタイミングが訪れる事がなかった。共通の話題もないのに、不思議と一緒に笑ってお酒を飲める関係なのだ。しかし、自分とは違う環境を嫌でも自然と見せつけられる場でもある。子供がいる人、マイホームを建てた人、どんどん出世していく人。みんなそれぞれの道をしっかり歩いている。

私はただ毎日狭い部屋で猫みたいに気ままに生きている。旦那と二人毎晩お酒を飲んでダラダラもする。これはこれで幸せなのだけど、このままでいいのだろうかとモヤモヤすることがある。仕事を辞めて８ヶ月が過ぎた。自分は一体何がしたいのか、どんな３０代にしたいのか、よく分からない。

人の世界を羨まず、影響されず、自分の世界を安定したものにする為、一度「関わってる人達から離れる」という手段をとろうかと考えている。良くも悪くも私は周りを遮る事をしてこなかった。一つ一つの行動が自分の意思によって行われているのか、周りに合わせて行われているのか、自分でちゃんと理解したい。友達を通して自分の価値を感じ取る事をやめたい。自分の心の声を聴き取れるように大袈裟ではあるが、リハビリ期間を設けよう。この先まだ続く人生の中で、意図的に孤独を選ぶ時間は必要な気がする。これが自分の幸せの形だと確信を持てる世界を築きたい。